2025-08-02 11:52:05 配信
伊東市長の辞職撤回に…副議長「“田久保劇場”いつまで続く」 一日で苦情1000件超

■伊東市長“辞職撤回” 苦情1000件
以前辞職すると発言していた伊東市の田久保市長でしたが、先月31日の会見では考えを一転させました。
「(Q.辞職しない?)そのように理解していただいて結構でございます」
「新図書館建設計画の中止そして伊豆高原メガソーラー計画の白紙撤回という、私に与えられた使命。改めてその使命を私の全身全霊を傾けて実現してまいりたい、そのように考えております」
言葉を詰まらせながらも、続投の意向を明らかにしました。
伊東市議会 青木敬博副議長
「自分だけが幸せで市民が誰一人幸せになっていない“田久保劇場”をいつまで続けるのか落胆している」
市役所に市長への苦情が相次ぎ、職員が疲弊していることを受けて専用サイトを作った田久保市長。
田久保市長
「(Q.苦情のメールや電話に対してどう思う?)県外のものであっても、もちろん市内の皆さんのものであってもすべて目は通させていただいております」
実際に問い合わせフォームにメールを送った人は、職員の仕事が圧迫されている現状などを何行にもわたって訴えたといいます。すると…。
田久保まき後援会
「ご意見・お問い合わせいただきましてありがとうございます。下記の内容でお問い合わせを受け付けいたしました」
味気のない自動送信の文言が送られてきました。その後、追加で4通送っても、同じ文言が返ってきたといいます。
メールを送った人
「それ(自動送信の返信)自体が不誠実だなと思って。だったら最初から私が責任を持って対応窓口をつけますって設けますって言わないほうがむしろ誠実なのかなと思う」
職員の負担を減らすため、問い合わせフォームや電話を開設したはずですが、1日の市役所では相変わらず電話が殺到し、職員が対応に追われていました。職員が対応中でなかなか電話を取れない場面もありました。先月31日までにおよそ3000件、8月1日だけで1000件を超える批判などが寄せられています。
伊東市職員労働組合連合会 斉藤勝巳執行委員長
「本当にちょっと怒りを覚えるといいますか本当にどうにかしてほしい、責任をしっかり取ってほしい」
田久保市長
「(Q.朝から苦情の電話がなっているようだが?)…」
1日の登庁時、市長は記者からの質問には一切答えず足早にその場を離れました。
■大学“4年間在籍”主張も
先月31日の会見でもこんな場面がありました。
田久保市長
「他のご質問も。止めないと」
記者が質問中に、その発言を打ち切るよう司会者に促します。
市長の会見を受けて、伊東市民は田久保劇場に疑念を呈します。
「どんどん嘘(うそ)を塗り固めていっているから、市長という立場で考えた場合に全く信用できなくなっちゃう」
市長は大学の在籍期間について、こう主張しています。
「在籍期間証明書が届き、4年間は大学に在籍していた。問題なく在籍していたことだけは明らかになりました。私の除籍が確定した3月31日以前には私が卒業予定者であったり、卒業見込み者としての扱いになっていたかどうかなどできる限りの事実関係を確認させていただきたい」
東洋大学に「卒業見込み者」について取材したところ…。
東洋大学
「4年次に進級した4月に卒業時に必要な単位を修得できる見込みがある場合は卒業見込み者となります」
ただし、2回目の告発文には、2年生を3回も繰り返していると書いてあり、それが本当ならば、4年生になることは不可能です。
今後の動きについて百条委員会の井戸清司委員長は…。
「今のところ8月の6日までに東洋大学からの書類が届くと思うので、それを見たうえで判断をしないといけない部分もありますし、2回目の証拠書類と本人の出頭命令をどうするか考えながら、来週の頭にでも代表者会議を開いてどうするかの調整をしながら進めることになる」
(「グッド!モーニング」2025年8月2日放送分より)
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