2025-08-25 23:59:54 配信
海底炭鉱事故の遺骨か 83年前に183人が犠牲 山口・宇部市

山口県宇部市の長生炭鉱では、1942年に起きた水没事故で朝鮮半島出身者を含む183人が犠牲となり、海底に遺骨が残されたままです。
市民団体が遺骨の収容に向けて調査を行っていて、今月25日はピーヤと呼ばれる排気口からダイバーが潜水しました。
遺骨があると思われる場所を調査していたところ、ピーヤからおよそ200メートル離れた水深43メートルの坑道内で骨のようなものが複数見つかりました。
近くには靴のようなものがあったということです。
長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 井上洋子共同代表
「期待を持つと、見つからなかった時、気持ちの切り替えが大変なので平静を装っていましたけど、吉報を聞けてうれしくて涙が出てたまりませんでした」
市民団体は警察に人の骨かどうかの鑑定を依頼しました。
潜水調査は26日も行われる予定です。
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