ウクライナとロシアが直接協議で合意した捕虜の交換が始まりました。

　ロシアとの捕虜の交換は9日、始まり、ウクライナに帰還した兵士がバスを降り、国旗をまとって喜ぶ姿が見られました。

　捕虜の交換は「いくつかの段階に分けて今後、数日間にわたり続けられる」ということです。

　ゼレンスキー大統領は「一人残らず全員を帰還させるため、あらゆる手段を尽くしている」と強調しましたが、「手続きは非常に複雑で機密事項も多く、ほぼ毎日交渉が続いている」と説明しています。

　一方、ロシアの国防省も、ウクライナに解放された捕虜だった兵士たちがバスに乗り込む映像を公開しました。

　ロシアとウクライナは2日にトルコで行われた直接協議で、重傷者や25歳以下の捕虜、遺体の交換などで合意していました。