フランスのマクロン大統領は9月の国連総会でパレスチナを国家として承認すると表明しました。実現すればG7（主要7カ国）としては初めてとなります。

　マクロン大統領は24日夜、SNSで「フランスはパレスチナを国家承認することを決定した」と明らかにし、パレスチナ自治政府のアッバス議長に宛てた書簡を公開しました。

　9月にニューヨークで開かれる国連総会で正式発表するとしています。

　マクロン大統領は「現在の緊急の課題はガザでの戦争を終わらせ、民間人を助けることだ。平和は可能だ」と述べています。

　一方、イスラエルのネタニヤフ首相は「マクロン大統領の決定を強く非難する」「ガザのようなイランの代理勢力となる新たな脅威を生み出すリスクがある」とSNSに投稿しました。

　現在、140カ国以上がパレスチナを国家として承認していますが、日本を含むG7加盟国はこれまで認めておらず、フランスの承認が実現すればG7としては初となります。