2025-08-04 07:44:09 配信

豪州東部に異例の大雪 洪水被害も 南半球でも“異常気象”

 日本で連日猛暑を記録しているなか、南半球のオーストラリアでは、雪が降ることが珍しい東部で大雪が観測されました。

 地元メディアなどによりますと、2日、オーストラリア北東部のクイーンズランド州と南東部のニューサウスウェールズ州で、寒冷前線の影響により大雪に見舞われました。

 ニューサウスウェールズ州の一部地域では40センチほど雪が降り、これは1980年代半ば以来の最大降雪量だということです。

 この雪により洪水が発生し、およそ100台以上の車両が立ち往生したほか、数千世帯が停電しました。

 隣接するクイーンズランド州では10年ぶりに雪が積もったということです。

 オーストラリア気象局は「近年、気候変動によりオーストラリアの天候は不安定になっている」と述べたうえで、「今回の大雪が異常なのは、降雪量だけでなく、範囲が広いことだ」と指摘しています。

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