2025-06-03 配信

いわき信組 金融庁が立ち入り検査 加藤金融担当相「猛省を」

いわき信用組合による巨額の不正融資などを巡り、金融庁が全容解明のため組合への立ち入り検査を行っていることが分かりました。

いわき信用組合を巡っては、第三者委員会の調査で、預金者らの名義を無断で使った口座などを通じて、不正な融資が続けられ、総額は少なくとも約247億円に上ることが明らかにされました。

加藤金融担当大臣は閣議後の会見で、東北財務局が2024年11月、一連の不祥事について報告を求めたのに対し、行っていない内部調査を実施済みと回答するなど事実と異なる報告があったと述べました。

さらに組合側が第三者委員会の調査にも協力的でなかったことを踏まえ、「未だに真相をつまびらかにしようという姿勢がないということは大変遺憾」「猛省を求めたい」と厳しく批判しました。

加藤大臣は全容解明に向けて組合への立ち入り検査を行っていることを明らかにし、組合の業務改善を強く指導していくとしました。

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