2025-11-07 配信

「褒める」「認める」が学力UPの要因か 学力調査結果に専門家は(福島)

「古いスタイルからどう脱却していくのかというところがかなり課題だったが、それが動き出したという感触を、これまでの取り組みによる成果が現れてきたのでは、と分析している」。こう話すのは、教育学が専門でふくしま学力調査の分析に協力した田端教授。
今回の調査で注目されるのが数学の結果です。
全国学力調査では全国平均から遅れをとっていた算数・数学が、伸びている傾向に。
背景には従来の教育からの変化があると田端教授は指摘します。
「(全国学力調査で)先生が自分のいいところをほめてくれる、というのが、全国平均よりも福島県はぐっと高くでている。福島県は、データで見る限り近年その方向にしっかり舵をとっているので、今の方向性をさらに進めていくことが一番大事なことだ思っている」。
ポイントは、子どもに自信を持ってもらうこと。
子どもが楽しんで勉強に取り組むことができるため、家庭でも子どもの良いところを認めるのが大切で、田端教授は「心と体の安全な中にいるということが、子どもが潜在力を発揮できるための一番の土台になると思う。お子さんのいい所、これを見つけて、認めていくということが本当に大事」と話しました。

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