2025-07-31 17:24:49 配信

外為特会の剰余金5.4兆円 過去最大に

 財務省は、為替介入の資金となる外国為替資金特別会計(外為特会)の2024年度の剰余金が過去最大の5.4兆円だったと発表しました。

 外為特会は保有する外国の債権などの運用収益が歳入となり、為替介入などで発行した国債の利払い費などが歳出となります。

 これらを差し引いた2024年度の剰余金は5兆3603億円でした。

 このうち、4兆5724億円は防衛財源(1兆円)などに使われることがすでに決まっています。

 一方で、円安や国内外の金利差を背景に当初の見込みより上振れた7878億円については「今後使い道を検討する」としていて、補正予算などの財源になる可能性があります。

 外為特会を巡っては、一部の野党が剰余金を減税の財源に使うよう主張しています。

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