2025-04-07 08:30:41 配信
2月の実質賃金は2カ月連続のマイナス 現金給与増も物価高騰に追い付かず 厚労省

2月に労働者が受け取った現金の給与総額は前の年の同じ時期と比べ3.1%増加した一方、実質賃金は2カ月連続でマイナスとなっています。
厚生労働省が発表した「毎月勤労統計調査」によりますと、2月に労働者が受け取った基本給や残業代などを合わせた「現金給与」の総額は平均28万9562円で、前の年の同じ月と比べて3.1%増え、38カ月連続でプラスとなりました。
一方で、物価の影響を考慮した「実質賃金」は1.2%減り、2カ月連続のマイナスとなりました。
実質賃金が減っていることについて、厚労省は「物価の高騰が続くなかで基本給の増加が追い付けていない」としています。