去年の能登半島地震で被災し、段階的に石川県輪島市の校舎に戻る予定だった日本航空高校石川が、都内の避難先で2度目の新年度始業式を迎えました。

　日本航空高校石川は去年4月から東京・青梅市のキャンパスに避難していて、9日、避難先で新年度の始業式が行われました。

　4月から輪島市の校舎に生徒が段階的に戻る予定でしたが、教室や寮が入る建物を検査した結果、一部に破損が見つかり、延期となりました。

生徒会長　野村巴さん（高3）
「（輪島市へは）地震の後に荷物を取りに帰った時が最後です。（地震の影響で）離れて違う学校に行ったりと、皆の岐路になると思う。そこでつまずかないように無事に1年を終えられたら」

　13日には入学式が行われます。