天皇ご一家が、80回目の「広島原爆の日」にあたり、黙祷（もくとう）されました。

　宮内庁によりますと、80回目の「広島原爆の日」にあたり、天皇皇后両陛下は静養先の須崎御用邸で、長女の愛子さまは皇居の御所で、それぞれ黙祷されたということです。

　両陛下は戦後80年の節目にあたり、6月に即位後初めて広島県を訪れ、平和公園の原爆慰霊碑に供花したほか、被爆遺構展示館を見学されました。

　原爆資料館では、被爆者や語り部らと懇談し、「被爆体験や平和の大切さが伝えられていくことの意義を改めて感じます」などと感想を寄せられていました。

　上皇ご夫妻も平和記念式典の様子をテレビ中継でご覧になり、時刻に合わせて仙洞御所で黙祷されたということです。