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2025-04-07 18:47:12 配信

トランプ政権“行政ミス”で移民男性を強制送還 米連邦地裁が帰国させるよう命令

 アメリカの連邦地方裁判所はトランプ政権に対し、誤ってエルサルバドルに強制送還した移民の男性をアメリカに帰国させるよう命じました。

 ロイター通信などによりますと、トランプ政権は先月、「敵性外国人法」を用いてベネズエラの犯罪組織のメンバーとされる数百人をエルサルバドルに国外追放した際に誤ってエルサルバドル国籍の移民の男性を送還していました。

 男性はアメリカで裁判所から強制送還を免除する保護資格を認定されていました。

 男性は母国で刑務所に収容されたということです。

 この男性について、メリーランド州の連邦地裁の判事は今月4日、トランプ政権に対して7日までにエルサルバドルからアメリカに帰国させるように命じました。

 政権側も「行政上の過誤」があったと認めていました。

 ただ、政権側は男性の身柄がアメリカにないため帰国させることはできないと主張し、控訴しています。

 また、5日に政権側の過ちを認めた司法省の弁護士を休職処分にしたとウォール・ストリート・ジャーナルが報じました。

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