ブラジル最高裁は「ブラジルのトランプ」ことボルソナロ前大統領に対し、SNSの使用禁止措置に違反したとして自宅軟禁を命じました。

　2022年の大統領選敗北後にクーデターを企てた罪などで起訴され裁判中のボルソナロ氏は、逃亡の恐れがあるとして足首にGPSが装着され、週末などの外出が制限されたほか、SNSの使用も全面的に禁止されていました。

　しかし、その後息子のSNSで情報を発信したとして、最高裁は4日、ボルソナロ氏に対して自宅軟禁を命じました。

　自宅からすべての携帯電話が押収され、面会は家族と弁護士のみに限られるということです。

　アメリカのトランプ大統領はこの裁判について「魔女狩りだ」と主張していて、トランプ政権との緊張がより高まる可能性があります。