2025-08-10 23:56:31 配信

ネタニヤフ首相「残る拠点制圧」作戦拡大へ正当性主張 予備役43万人招集か

 イスラエルのネタニヤフ首相がガザ地区での軍事作戦拡大を決定して以降、初めて会見を開き、軍事作戦の正当性を強調しました。

 ネタニヤフ首相は10日に記者会見を開き、「新たな計画は残る2つのハマスの拠点を制圧することが目的だ」と述べ、軍事作戦拡大の正当性を主張しました。

 そのうえで、「戦闘を長期化させたくはないし、ガザ地区を占領したいわけでもない」と改めて強調しました。

 イスラエルメディアは、軍が北部のガザ市で地上作戦を展開するため住民の避難などを進めていて、開始までに少なくとも1カ月半かかると伝えています。

 6カ月続くとも見込まれるこの大規模な作戦には、最大で43万人の予備役が招集される可能性があるとしています。

 軍事作戦の拡大を前に、停戦にこぎつけるため仲介国などを交えた協議が実施されるとも伝えられていますが、合意に達するかは不透明です。

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