アメリカのトランプ政権は、政府機関の一時閉鎖を受けて連邦職員の解雇を開始したと明らかにしました。対象は4000人以上に上るということです。

　トランプ政権はこれまで民主党への圧力を強めるため、政府機関の閉鎖に合わせて連邦職員の大規模な解雇を行う方針を示していましたが、行政管理予算局のボート局長は10日に解雇を始めたとSNSで明らかにしました。

　政権側が連邦地裁に提出した書類によりますと、対象者は4000人以上に上り、さらに増える可能性もあります。

　トランプ大統領は「解雇は民主党寄りの人々を対象にして行われる」と述べたうえで「かなりの規模になる」とし、今後数日で具体的な内容を発表するという見通しを示しました。

　アメリカでは政府機関の一時閉鎖が始まって10日目となり、管制官不足による航空便の遅延など影響が出始めていて、今後の更なる混乱が懸念されています。